FC2ブログ

アピスト通信 sp ブルトケール コロンビア便

 2013-02-09
お待たせしました、多数の問い合わせをいただいていました、
コロンビアのsp ブルトケール やっとこさアピスト通信に登場です。

コロンビアのイニリダエ、ブライトビンデンのMIX便に混じりがいないかな~
なんて気楽に観察していたある日、
なんだかイニリダエでもブライトビンデンでもない幼いアピストを発見。
尾は輸入の傷みでボロボロ、ブルトケールと気づくのにしばし時間がかかりました。
とりあえずMIX水槽から隔離しなんとなく水のあいそうな
ディプロタエニアを管理していた水槽に移してやりました。
ディプロが小さかったのでつつかれる心配もない状況で
尾は次第に元の形を形成しはじめライヤーを確認できるようになりました。
ここでこれはブルトケールだなと疑ったわけです。

当時の個体の様子。
ブルトケ
ブルトケ3
ブルトケ2
この時点で以前写真を載せたような顔の赤は一切出ていませんでした。
ややほほにイエローがみとめたられたのでそれは濃く次第にオレンジと呼べるほどになるかな?
なるといいな。といった期待でした。
まさかあれほどに赤くなるとは、ちょっと予想していなかったですね、正直w

さて
顔が赤くなると気づくまでさほど時間はかかりませんでした。
ディプロ水槽で我が物顔でいばって泳げるポジションを与えられ
ネグロ水系の魚を管理する水質の部屋にはいったのが吉とでたか、
見る間にほほのイエローが黄色でなくなり、レッドの様相を見せ始めました。
コロンビア sp レッド 029
コロンビア sp レッド 014
尾びれの切れ込みもかなり治癒し、ブルトケールらしいライヤーの細く尖った形状に近づいていき
背ビレの高さも少しずつ高くなり
体もメタリックを強く表現するようになりました。
写真はすべて同一個体、1匹しかいませんからね!

コロンビア sp レッド 031
コロンビア sp レッド 023
コロンビア sp レッド 017
当時のフィンスプレディングです。
成長過程の幼い各ヒレをめいっぱいに広げての自己主張、
この瞬間がアピストの魅力の大きな一つ。

ここまで色彩的に喉が赤くなるブルトケールが当店に入荷したのは初めてです。
データ収集のため、しばし非買とし育成をしてみることにしました。
これは途中、購入したかったお客様へは大変申し訳なかったですが
今後のオリノコ便にて入荷してくるブルトの成長過程をこの目で見ておきたかったのです。
その知識は今後の入荷販売に役立っていきますのでご了承いただき
本日リリースとします!

さてここでブルトケールについて少々記載してみたいと思います。
あくまで当店の入荷と文献、そしてマニアさんとのお話の融合から
ある程度正確な情報をまとめてみています。
もちろんそれが全てではないですのでその点はご理解いただいた上で
お読みください。

まずオリノコ水系、コロンビア・ベネズエラからはブルトケールと日本で称されるアピストが
時たま入荷してきます。
まだ学名はもっていないアピストであり
すくなからず2タイプのアピストをブルトケールと日本では称する流れになっています。
ブルトケールの簡単な特徴はロートカイルのようなライヤーを持つ、
オリノコ水系のアピスト。
そんなイメージをお持ちの方も多いでしょう。
形としてはまずそれが大きな印象となります。
それは2タイプとも共通している点ですね。

細かく分ければ過去日本にやってきたブルトケールはさらに数タイプ存在するようですが
この辺はすこしおいておいて
今回は代表的な2タイプについて記載します。

・sp ブルトケール タイプ1 ロートカイル系
写真の個体、ロートカイルに似たメラニンパターンを持つブルトケール。
アピストの種は当然様々な視点から専門の学者さんが分析し種として記載していくわけですが
その大きな判断材料の一つがアピストのメラニンパターンです。
このロートカイル系ブルトケールはネグロの同じみspロートカイルと似たメラニンパターンを
持っています。
顔や相違点があるので種として別の魚になるとは思いますが非常に似たアピストです。
下の写真で少し見てみましょう。
ブルトケール レッドフェイス 004
これが今回のブルトでメラニンパターンがわかりやすい瞬間を撮影したものです。
まずは頭から尾にかけてズドンと体を上下に割るラテラルバンド。
そしてその下にラテラルバンドに平行にアブドミナルストライプと呼ばれる
黒点でラインが引かれているのがわかり、これが明確に4本。
この点がロートカイルの成魚と類似しここではロートカイル系ブルトとよぶことにする。
このようなメラニンパターンは興奮時に濃くなったり消えてしまったり
種によって表現が違うので見逃さないように観察する必要がある。
今回の入荷ブルトはこのロートカイル系ブルトであると位置づけて販売します。

さて
そしてタイプ2ですが
こちらはロートカイルとは違い、イニリダエと類似したメラニンの表現に特徴がある。
まずテールの違いではなくロートカイルとイニリダエのメラニンの違いをわかっていないと
この話にはついてこれないので少しだけ触れて記載しておくと
イニリダエはフレアリングなどの興奮時、腹から尾の付け根まで
ラテラルバンドの下に攻撃班と呼ばれる黒い柄が表れる。
この攻撃班を持つメラニンパターンのブルトケールも存在している。
ピーシーズの南米ドワーフシクリッドの本にはこのイニリダエ系メラニンパターンを持つ
ブルトケールが紹介されているのでご興味があれば見てみるといいでしょうが
この本、絶版でございますwwww
もう入手難ですね、一応店用がありますので店頭にてはご覧いただけます。
アピスト担当までお声かけください。
ロート系ブルトには興奮時、この攻撃班のメラニンは一切表現されません。
よって
形では似たアピストで学術分類がまだされていない種ですので
まとめてロートカイルのような形のライヤーテールのオリノコのアピストとして
一様にブルトケールと呼ばれていますが
メラニンパターンが明らかに異なるため、別種記載されることとなるとは思いますが
今のところ、一緒にブルトケールと呼ばれていることとなります。
たとえば喉が赤いだのツインバーだのというのは個体差として判断しますが
メラニンパターンの違いは同種では同じになるはずで
この違いによって種は分けられます。
ブルトケールのタイプ1とタイプ2は結局は別種と考えるのが良いかと思います。

イニリ ライヤー 24  017
これが以前紹介したイニリダエのライヤテールの個体ですが今回は腹のメラニンパターンに注目しましょう。
胸鰭の後ろから尻ビレの上、尾の付け根までラテラルバンドの下を黒い攻撃班が四角いブロック状に
ならんでいるように見えませんか??
これがイニリダエの攻撃班のメラニンパターンです。
興奮時にこの攻撃班を表現するライヤーテールのブルトケールもいます。

このあとも当店のブルトケールの写真をたっぷり出しますが
この攻撃班は一切ありません。
ですのでイニリダエ系ブルトケールではないということです。

どっちがいい悪いの話しではないですよw

ブルトケール オリノコ2
そしてそれから数週間、さらなる大人の顔に近づいたブルトケールです。
顔の色彩も一際、各ヒレも一回り伸び、ブルトケールとしてのインパクトを備え始めました。

ブルトケール レッドフェイス 015
ブルトケール レッドフェイス 010
ブルトケール レッドフェイス 007
ブルトケール レッドフェイス 009
攻撃班、ないでしょ??

ブルトケール オリノコ
ブルトケール レッドフェイス 012
ブルトケール レッドフェイス 011
ブルトケール レッドフェイス 016

ブルトケール レッドフェイス 020
「ブルトケール」という名には赤い喉という意味があるのですが
実際、これは個体差であると思われ、喉、顔が赤くならない個体が入荷されてくることが多いです。
発見された始めの個体が今回の入荷したブルトのように喉が真っ赤であったから
そう呼ばれるようになったのでしょうか、だとしたら
このブルトケールという呼び名にふさわしい個体が入荷したことになります。
これぞ、その名を堂々と名乗れる個体!そんな個体にめぐり合えることは
アピストをやっていてとっても幸せなことですね!

ブルトケール レッドフェイス 019
ブルトケール レッドフェイス 018
ブルトケール レッドフェイス 014
各ヒレの成長著しい、まさにブルトケールとなったこのタイミングで
リリースいたします!
いつもより長い、そしてちょっとだけ深い内容に触れた今回。
それだけこの入荷は大きな意味をもっていました。
残念ながらメスが見出せませんでしたが
雄のみでリリースいたします。

AP sp ブルトケール コロンビア便
♂ ¥19800- 割引対象外 sold out

こりずに本日もコロンビアのアピストMIX入荷してますw
まだじっくり見れてませんが今回もおもしろい個体がいればいいなぁ。

それでは今回はこの辺で。長かった・・・

スポンサーサイト



コメント
コロンビアには、ロートカイルもいますよ!
昔はよく入荷してました。
ブルトというよりも、ロートと呼んだほうがいいでしょう。みごとな顔赤ですね!
【2013/02/21 20:15】 | もりもり #- | [edit]
コメントありがとうございます。
実はこの個体少し実物はロートカイルと違った印象の顔をしていて
体形もまた少し違います。
コロンビアロートというのは少し違和感を感じる個体です。
それにしても立派な個体でしたw
【2013/02/24 12:50】 | スタッフ #- | [edit]












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバックURL:
https://afrikaosaka1.blog.fc2.com/tb.php/564-a0627016
≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫
プロフィール

アピスト担当 内藤

Author:アピスト担当 内藤
通信販売も行っております。
ご質問・ご注文はエキゾチックアフリカ八尾店トップページ【お問い合わせメール】や電話でお願い致します。 

カテゴリ
最新記事
月別アーカイブ